酒気帯び運転、酒酔い運転にあてはまらない少量の飲酒でも、死傷を含む事故が発生しています。「飲んだ量が少ないので大丈夫」「自分は酒に強いので少々飲んでも大丈夫」「すぐ近くだからかまわないと思った」ではすまされず、重大な事故につながる恐れがあります。
科学警察研究所交通安全研究室の実験によると、少量の飲酒でも運転者の認知・判断能力を低下させることが確認されています。酒気帯び運転となる、呼気1リットル中のアルコール濃度0.15ミリグラム(血液1ミリリットル中のアルコール濃度0.3ミリグラムに相当)に満たない状態でも、反応が遅れたり、視野が狭くなり、目前の動きだけ見てしまう、周りの様子を見ていないなど、運転者への影響が認められています。
ほろ酔いの段階でも、大脳の新皮質と呼ぶ部分がアルコールで麻痺して抑制が外れ、スピードオーバーなどの危険な運転行動が表れやすくなります。
このことからも分かるように、決して自己判断で飲酒運転をしないでください。先日はビールを飲みながら運転している人を見かけました。本当に情けなくなりました。
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