2010年11月15日月曜日

福岡県民のみなさんへ

福岡県民の皆様へ

私どもは、福岡県より飲酒運転をなくそうと活動を行っている「特定非営利活動法人」です。法人設立のきっかけは言うまでもありませんが、福岡市で起きた飲酒事故であります。

事故発生後、任意団体として飲酒運転撲滅を呼びかけてまいりましたが、なかなか耳を傾けてはいただけず、これではダメだという想いから【NPO法人 エリア福岡ストップ・ザ・飲酒運転推進協議会】を、2010年5月に正式に立ち上げました。しかし、NPO法人だからと言ってすぐに状況が変わるわけではありません。地道な活動を続ける中で、いろいろな人に理解を得ていく必要があります。

ここ数年の間に飲酒運転に対する法の厳罰化などにより、飲酒運転の全体の検挙数は減少したということですが、日常で私達が見聞きするニュースではどうでしょう。警察官が飲酒事故でにげる事件がありました。また、小学校の教職員、中学校の教職員が相次いで事故を起こし、公務員の飲酒事故が後を絶たないほかに、職業ドライバーまでもが、業務中に飲酒の状態で運転するなど、常識では考えられない事故が起きています。

また、夜間に車を走らせると、明らかに飲んで運転をしていると解るドライバーや、中洲周辺から深夜に自分で運転して帰宅する人の多さに驚きます。「飲酒運転撲滅」などと、声だかに歌いながら同店舗の専用駐車場に車で来店した客に対して、「お飲み物は?」と安易にアルコールを勧める飲食店もあります。それぞれに言い分はあるのかもしれませんが、たとえ如何なる理由があるにせよ、その行為は「犯罪・若しくは、犯罪幇助」以外のなにものでもありません。

つまり、法の厳罰化では飲酒運転は無くならないと言う事です。それはアルコール依存というまさしく病気であり、飲んだら人格が変わる他、本人が自分の行動を覚えていないなどの症状があります。まず第一に、これらの人が自覚する事、飲むときは車で行かない事、飲食店や、駐車場関係者なども協力して飲酒中のドライバーの車は出さないなどの当たり前の道徳は守るべきなのです。警察の取り締りだけでは限界があると思います。

言うまでもありませんが、飲酒運転は犯罪行為です。そして、その被害者は幼い命でありました。明日はわが子かもしれない、という気持ちでこの運動を行っています。全ての市民・県民が同じ想いになれば飲酒運転を撲滅することが出来るのではないでしょうか?

私達はこのような状況を打開すべく、官民共同で打開策の推進を協議する組織として前頭に挙げた、飲酒運転撲滅活動と交通モラルの向上を呼びかける事を趣旨としています。
皆様、ご理解の上ご賛同を宜しくお願いします。

※福岡県は飲酒運転の全国ワーストになりました。

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